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ワイヤー矯正の期間はどれくらい?計画どおりに終わらせるためには

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こんにちは。札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」です。

ワイヤー矯正をしている女性

ワイヤー矯正を検討する際に、治療期間が気になる方は多いでしょう。「25歳までに矯正を終わらせたい!」などの希望がある場合も、ワイヤー矯正にどれくらいの期間が必要なのか把握していれば、希望にあわせて矯正を終わらせることができるかもしれません。

ワイヤー矯正の治療期間は、もともとの歯並びや年齢、全体矯正か部分矯正によって異なります。

今回は、ワイヤー矯正の治療期間や計画どおりにワイヤー矯正を終わらせるためのポイントを解説します。ワイヤー矯正を検討している方や、ワイヤー矯正の治療期間を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ワイヤー矯正で歯が動く仕組み

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットという装置をつけ、ブラケットにワイヤーを通して歯に力を加えて動かす治療です。

歯は、顎の骨の中に埋まっています。骨と歯の根の間には、クッションの役割を果たす歯根膜という膜があり、歯は骨と歯根膜に支えられているのです。

矯正装置によって歯に力が加わると、動く方向の歯根膜が縮んで骨が吸収され、動いたあとのスペースには新たに骨が再生されます。弱い力を持続的にかけて、骨の吸収と再生を繰り返しながら歯列を整えるのです。

歯は、強い力を加えれば早く動くというわけではありません。そのため、ワイヤー矯正には一定の治療期間が必要になります。

無理に強い力を加えて歯を動かすと、歯の根が溶ける、歯の神経が壊死するなど、トラブルにつながる可能性があります。弱い力でゆっくりと動かすことで、歯にダメージを与えずに歯並びを整えられるのです。

ワイヤー矯正の期間はどれくらい?

ワイヤー矯正の期間のイメージ

ワイヤー矯正の期間は、奥歯を含む全体矯正を行う場合と、前歯の一部を矯正する部分矯正を行う場合で異なります。また、実際に装置を使用して歯を動かす期間だけでなく、矯正が終わったあとに歯並びを固定させる保定期間が必要になります。

すべて含めると2~6年程度かかることが多いです。

全体矯正と部分矯正の違い

全体矯正とは、奥歯を含めた全体の歯列を整える矯正方法です。治療期間の目安は1~3年程度でしょう。

部分矯正とは、前歯の一部分のみ動かす矯正方法です。部分矯正は動かす歯の本数が少なく、動かす距離も短いため、矯正期間は半年~1年程度が目安でしょう。

ワイヤー矯正期間に必要な過程

ワイヤー矯正に必要な過程は、以下のとおりです。

・カウンセリング・相談

・精密検査

・診断・治療計画の説明

・矯正前に必要な治療

・ワイヤー矯正装置の装着

・定期的な通院とワイヤーの調整

・ワイヤー矯正装置の取り外し

・保定装置による保定期間

詳しく解説します。

カウンセリング・相談

ワイヤー矯正を始める前に、必ずカウンセリング・相談が行われます。

歯並びに関する悩みや治療に関する希望をしっかり伝えましょう。矯正治療の内容や流れ、期間や費用を説明されるので、わからないことや不安なことがある場合は遠慮せずに質問してください。

矯正治療は基本的に自費診療となるので、高額になる場合が多いです。費用に関してもしっかりと確認しましょう。

ワイヤー矯正の治療期間は長いため、定期的に通院する必要があります。治療の流れやおおよその期間を理解し、疑問が残らないようにしましょう。

精密検査

カウンセリング・相談を終え、矯正治療を始めると決めたら、歯科医師が口の中の状態を確認します。虫歯の有無、歯並び・噛み合わせを確認するのが一般的です。

歯のレントゲン写真や、口の中・顔の写真撮影、噛み合わせを確認するための歯の型取りをすることが多いでしょう。必要に応じてCT撮影も行います。

診断・治療計画の説明

約1~2週間後に精密検査の結果が出るので、精密検査の結果をもとに治療方針や治療計画を説明されます。ワイヤー矯正を始める前に必要な治療がある場合も、伝えられるでしょう。

具体的な治療にかかる期間や費用についても説明があるので、不安なことがあれば確認してください。

矯正前に必要な治療(1日~1か月程度)

虫歯や歯周病がある場合は、先に治療を行います。ワイヤー矯正の装置を装着すると、虫歯や歯周病の治療が難しくなるからです。

また、ワイヤー矯正をするにあたって、歯列を整えるためのスペースを確保する目的で抜歯が必要になるケースがあります。抜歯が必要な場合も、ワイヤー矯正の装置を装着する前に終わらせるのが一般的です。

治療期間は虫歯の状態や抜歯する歯の本数によって異なりますが、1か月程度が目安でしょう。

ワイヤー矯正装置の装着(1~3年程度)

虫歯などの治療が終了したら、ワイヤー矯正装置を装着します。歯にブラケットをつけ、ワイヤーを通して歯に力をかけ、少しずつ歯を動かします。

歯に力をかけるため痛みを感じますが、2~3日で収まることが多いです。初めは装置に違和感があり、話しにくさや食べにくさを感じるでしょう。1か月程度で慣れるので安心してください。

定期的な通院とワイヤー調整

ワイヤー矯正の装置を装着したあとは、1か月に1回程度の頻度で通院します。歯の動きに合わせて、ワイヤーの調整や交換を行うのです。

調整を続けて歯に適切な力をかけ続け、理想の歯並びを目指します。調整を行ったあとは歯に負担がかかるため、痛みが出ることが多いです。装置を装着したときと同様に、2~3日程度で収まります。

ワイヤー矯正装置の取り外し

歯列が整い、歯並びや噛み合わせに問題がなければ、ワイヤー矯正は完了です。矯正装置を取り外し、歯や顔の写真撮影、歯の型取りを行うでしょう。

保定装置による保定期間(1年半~3年程度)

ワイヤー矯正が終了したあとは、歯がもとの位置に戻らないように固定する保定期間に入ります。歯並びが整っても、歯を支えている歯根膜や骨が安定するには時間がかかるため、保定期間が必要です。

きれいな歯並びを維持するために、リテーナーという保定装置を使用します。歯並びが安定するまでは、必ずリテーナーを装着しましょう。

保定期間は、一般的に矯正装置を使用していた期間と同じ期間が必要といわれています。2~3か月に1回程度通院し、経過観察を続けます。

リテーナーは取り外しが可能なため、食事や歯磨きはしやすくなるでしょう。保定期間終了後も、きれいな歯並びを維持するために、就寝時はリテーナーの使用を続けることが理想です。

ワイヤー矯正を計画どおりに終わらせるためのポイント

ワイヤー矯正のポイントを説明する女性

ワイヤー矯正を計画どおりに終わらせるには、以下のポイントを意識しましょう。

・虫歯や歯周病に気をつける

・定期的に通院する

・装置のトラブルにすぐに対処する

・保定期間をしっかり守る

詳しく解説します。

虫歯や歯周病に気をつける

ワイヤー矯正中は、装置が邪魔してしっかりと歯磨きすることが難しいです。虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。

ワイヤー矯正中に虫歯や歯周病になると、矯正を中断し、治療を優先しなければなりません。ワイヤー矯正中の虫歯や歯周病治療は、矯正期間を長引かせる原因です。

歯ブラシと併用して歯間ブラシやデンタルフロスを使用するなど、日頃から丁寧なケアを心がけましょう。

定期的に通院する

予定どおりにワイヤーを調整しないと、計画どおりに歯が動きません。定期的に通院して、ワイヤーの調整を行ってもらいましょう。

定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けると、虫歯や歯周病のリスクも低減できます。虫歯の早期発見・早期治療にもつながるでしょう。

装置のトラブルにすぐに対処する

ワイヤー矯正中は、装置の一部が外れる・ワイヤーが切れるなどのトラブルが起きることがあります。トラブルが起きたときは、放置せずに歯科医院を受診して対処してもらいましょう。

放置すると歯が動かない時間が生まれるため、治療期間が延びます。

保定期間をしっかり守る

歯並びが整ったあとの保定期間は非常に重要です。歯並びがきれいになったことで、気を抜く方も少なくありません。

保定期間中にリテーナーの使用を怠ると、歯がもとの位置に戻り、もう一度矯正が必要になる可能性があります。保定期間はリテーナーをしっかり使用し、歯の後戻りを防ぎましょう。

まとめ

ワイヤー矯正治療を受ける人

ワイヤー矯正の治療期間は、1~3年程度です。保定期間も含めると2~6年程度かかるでしょう。治療期間は、もともとの歯並びや年齢、全体矯正か部分矯正によっても大きく変わります。

ワイヤー矯正を計画どおりに終わらせるためには、定期的に通院することと、日頃の丁寧な口腔ケアが大切です。ワイヤー矯正が終了したあとの保定期間にリテーナーをきちんと使用することも、ワイヤー矯正を早く終わらせるポイントです。

ワイヤー矯正の期間は決して短いとはいえず、根気が必要です。

しかし、計画どおりに治療が進むように努力することで、少しでも早くきれいな歯並びを手に入れられるでしょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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