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小児矯正は何歳から何歳まで?小児期に矯正をするメリットを解説!

ブログ

こんにちは。札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」です。

小児矯正をする子供

こどもの歯並びが悪く、小児矯正を検討している方がいるかもしれません。小児矯正には適齢期があるので、適した時期に始める必要があるでしょう。

今回は、小児矯正は何歳から何歳まで対象としているのか解説します。治療内容や小児期に矯正をすることのメリット・デメリットなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

小児矯正は何歳から何歳まで?

兄弟

小児矯正には、1期治療と2期治療があり、それぞれ治療可能な年齢が異なります。それぞれ詳しく確認しましょう。

1期治療

小児矯正の1期治療は、顎の骨を拡大して歯を並べるスペースを確保する治療です。6〜12歳までのこどもが対象とされています。

1期の治療が開始できる目安は、以下のとおりです。

・嫌がらずに歯科医師に口の中を見せられる
・治療に協力できる
・乳歯と永久歯が混在している

対象年齢はありますが、身体年齢だけで1期治療の開始時期を判断することはありません。こどもによっては、4〜5から治療を開始できることもあるでしょう。7歳からとしている歯科医院もあります。

早ければ早いほど治療効果が得られるわけではないため、治療開始時期は歯科医師と相談しましょう。

2期治療

2期治療は永久歯が生え揃ってから行う治療です。歯を実際に動かして、歯並びを整えることが目的です。

永久歯が生え揃った12歳前後から始めます。2期治療は大人と同様の治療を行うので、年齢制限は設けられていません。

1期治療の内容

1期治療する子供

1期の治療目的は、歯並びを整えるための土台を作ることです。1期治療の段階では顎がまだ成長中なので、顎の成長を利用して歯を並べるためのスペースを確保します。

顎の骨が柔らかいうちに顎の成長をコントロールすることで、痛みなどの負担を軽減しながらスペースを確保できるのです。

1期治療で使用する装置は、以下のとおりです。

プレート

歯列を拡大する装置で、拡大床ともよばれます。取り外し可能な装置で、1日12〜15時間程度装着しなければなりません。

プレートについているネジを回して歯列を拡大させます。

急速拡大装置

顎の骨に力をかけて、幅を拡大する装置です。プレートでは、歯の傾斜を利用して歯列を拡大します。顎の骨は拡大できないため、顎の骨を広げたい場合は急速拡大装置を選択します。

取り外すことはできないので、お子さまの負担は少なくありませんが、治療効果は高いです。

フェイシャルマスク

口の外側に取り付けて顎の成長を抑制する装置で、受け口の治療に使われます。受け口は下顎の発達が原因といわれていますが、上顎の成長不足も一因となっています。

1日12時間以上の装着が必要ですが、取り外し可能なため就寝中やご自宅にいるときに装着するのが一般的です。ほかの装置と併用することもあるでしょう。

マイオブレース

取り外しが可能なマウスピース型の矯正装置です。就寝中と日中1時間以上装着します。

マイオブレースの特徴は、歯列を整えるだけでなく口腔習癖を改善できることです。口腔習癖とは、舌で歯を押す、口呼吸をするなど、歯並びに影響を与える口周りの癖のことです。

口腔習癖を改善することで、歯並びへの影響を最小限に抑えられます。歯並びが悪くなる原因を改善しながら口周りの筋肉のバランスを整えることで、歯並びを整えるのです。

2期治療の内容

2期治療をする子供

2期治療の目的は、生え揃った永久歯の歯並びを整えることです。1期治療では永久歯が生え揃っていないので、歯を並べるためのスペース確保や口腔習癖の改善など、歯並びが乱れる根本的な原因へのアプローチが多い傾向にあります。

1期治療で確保したスペースに生え揃った永久歯を、きれいに整えるのが2期治療です。2期治療では大人と同じ装置を使うことが多いです。

ワイヤー矯正

歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を移動させます。ワイヤーがもとに戻ろうとする力を利用するため、痛みを伴うことがあります。

適応症例が幅広く、歴史のある治療のため確実に歯並びを整えられるでしょう。

マウスピース矯正

取り外し可能なマウスピースを装着して歯を移動させる矯正方法です。形の異なるマウスピースを装着して徐々に歯を動かすため、ワイヤー矯正と比較すると痛みが少ないとされています。

食事や歯磨きのときは取り外せるためストレスは少ないですが、自己管理が非常に重要です。

小児期に矯正したほうがいい症例

歯並びが悪い子供

小児期に矯正をしたほうがいい症例について解説します。

反対咬合

いわゆる受け口といわれる歯並びです。反対咬合は、成人してから治療を開始すると、顎の骨を削るなどの処置をする必要があることが多いです。外科処置が必要なくても、治療に時間がかかるでしょう。

小児期に矯正をして顎の骨の成長をコントロールすることで、負担を減らしながら反対咬合を改善できます。

叢生

歯並びがガタガタになっている状態です。永久歯が生え揃うまで待つと、歯磨きがしにくいため虫歯のリスクが高まります。叢生は、顎のスペースが狭く、歯が正常に生えないことで起こるケースが多いです。

小児期から矯正をして歯を生えるスペースを確保できれば、叢生のリスクを低減できます。

開咬

オープンバイトともよばれる、上の歯と下の歯がしっかりと噛み合わない状態のことです。顎の小ささも開咬の原因となるため、小児期に矯正をして顎の成長をコントロールすることが推奨されています。

上顎前突

いわゆる出っ歯のことで、前歯が前方に出ている状態です。小児期の矯正が望ましいとされています。

小児期に矯正をするメリット

小児期に矯正をするメリットイメージ

小児期に矯正をするメリットを確認しましょう。

顎の骨の成長をコントロールしやすい

小児期はまだ顎の骨が柔らかいため、顎の成長をコントロールしやすいです。特に、顎の拡大は10~11歳になると難しくなるため、顎の骨が柔らかく拡大しやすい小児期に矯正するべきでしょう。

2期治療の負担が減る

小児期、特に1期治療を受けることで、矯正治療の負担を減らせます。1期治療だけでは永久歯が完全に整わないことはありますが、抜歯などの処置の必要はなくなることが多いです。

小児矯正で顎の骨を拡大してスペースを確保できていれば、抜歯をしてスペースを作る必要がありません。健康な歯を抜かずに矯正治療を進められることは、大きなメリットでしょう。

2期治療に進む場合でも、治療期間を短縮できることもメリットです。歯を並べるための土台は1期治療で整っているので、永久歯の矯正から始めた方と比較すると治療期間が短くなる傾向にあります。

適応が早い

こどもは、大人よりも適応能力が高いです。矯正器具や、矯正中の噛み合わせにもすぐに慣れます。

矯正治療によるストレスを感じることなく、歯並びを整えられる可能性があるでしょう。

小児期に矯正をするデメリット

小児期に矯正をするデメリットイメージ

小児期に矯正をするデメリットは、以下のとおりです。

こどもの協力が必要である

小児矯正で最も大変なことは、こどもの協力を得ることといえるかもしれません。こどもが矯正の必要性を理解した状態で矯正治療を始めなければ、矯正装置を自分で外すことがあるでしょう。

装着時間について医師から指示があることが多いですが、こどもが指示を厳守するのは難しいです。こどもの年齢が低ければ低いほど指示を守ることが難しいので、保護者の方が管理する必要があるでしょう。

取り外しが不要な矯正装置もありますが、しっかりブラッシングしないと虫歯になりやすいので、保護者の方の努力も必要です。

見た目が悪くなる

矯正装置は口を開けたときに目立つものもあるため、一時的ですが見た目にも影響するでしょう。就学しているこどもの場合、同級生から指摘されて矯正が嫌になる可能性もあるかもしれません。

再治療が必要となることがある

小児期に矯正をして歯並びを整えても、整えた歯並びが生涯続くわけではありません。なかには再治療が必要となるケースもあります。

早めに治療が終わって、顎の成長が進んだことで受け口になることや、治療後に歯並びが乱れることもあるのです。

再治療が必要な場合でも、土台は整っているので大がかりな治療は必要ないことが多いです。

しかし、再治療が必要となるケースもあることは理解しなければなりません。

小児矯正の期間

小児矯正の期間イメージ

小児矯正の期間は、1期治療が2~4年程度、2期治療は2年程度かかるとされています。

ただし、1期治療だけで治療が完了する場合や、2期治療の期間が短くなる場合もあるため、小児矯正の期間には個人差があります。

小児矯正の費用

小児矯正の費用イメージ

小児矯正は自費診療のため、保険が適用されません。治療を受ける歯科医院によって、費用が大きく異なります。

また、治療費用は1期治療か2期治療かでも異なります。それぞれにかかる費用の目安は、以下のとおりです。

・1期治療:200,000~400,000円程度
・2期治療:250,000~650,000円程度

使用する装置によって費用は大きく変わるので、歯科医院で確認しましょう。

また、上記の費用に加えて、カウンセリングの費用が無料~10,000円程度、検査の費用が10,000~50,000円程度かかります。ほかにも、アフターケアが必要になることもあり、30,000円程度がかかる可能性もあるでしょう。

歯科医院によっては、アフターケア代が費用に含まれているところもあるため、治療前に確認してください。

まとめ

姉妹

小児期の歯科矯正は、将来的なさまざまなリスクを回避するために受けるべきとされています。

しかし、早ければ早いほどいいというわけではありません。そのため、こどもの成長を見極めながら、歯科医師と治療の開始時期を相談しましょう。

小児矯正を検討されている方は、札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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