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子どものすきっ歯を放置するリスクと治療の必要性を解説!

ブログ

こんにちは。札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」です。

すきっ歯の子供

「子供のすきっ歯が気になる」「治療した方がいいのかな?」とお悩みではありませんか?子供のすきっ歯は、必ずしもすぐに治療しなければいけないとは限りません。

乳歯がすきっ歯になっているのであれば、永久歯に生え変わることで徐々に改善される場合もあります。

しかし、子供がすきっ歯だと心配になる保護者の方も多いでしょう。

今回は、子供がすきっ歯になる原因や、子供のすきっ歯を放置した場合のリスクなどについて解説します。

すきっ歯とは?

すきっ歯の子供

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間ができている状態のことです。食べ物が歯に挟まりやすかったり、歯磨きが難しかったりして、すきっ歯に気づくかもしれません。

歯科用語では空隙歯列(くうげきしれつ)といい、なかでも前歯の中央の隙間が目立つ場合は、正中離開(せいちゅうりかい)と呼びます。

子どもがすきっ歯になる原因とは?

指しゃぶりする子供

ここでは、子どもがすきっ歯になる原因について解説していきます。主なすきっ歯の原因として挙げられるのは、以下の6つです。

・舌で歯を押す癖がある
・歯が小さい・少ない
・歯が大きい・多い
・指しゃぶりの癖がある
・口呼吸の習慣がある
・上唇小帯の位置や大きさが悪い

それぞれ順番に解説していきます。

舌で歯を押す癖がある

舌で歯を押す癖があると、すきっ歯になる可能性があります。なぜなら、歯を舌で押すと歯に物理的な力が加わり、歯の位置が動いたり歯が傾いたりするからです。

とくに、子供はまだ歯並びが定まっていません。力が加わり続けると歯が動きやすく、不適切な位置に移動した結果、すきっ歯になることがあります。

歯が小さい・少ない

歯のサイズが小さかったり本数が少なかったりすると、すきっ歯の原因となる場合があります。顎に対して歯の密度が不足しているからです。

永久歯に生え変わることで歯のサイズが大きくなり、隙間が埋まることもあるでしょう。

歯の本数が少ないことが原因となっている場合は、生まれつき歯が欠損している可能性があります。通常よりも歯が減っている場合は自然に改善されないので、歯科医師と対応を相談する必要があるでしょう。

歯が大きい・多い

歯のサイズが大きかったり本数が多かったりする場合も、すきっ歯になることがあります。

小さい顎に対して大きい歯が並んでいると、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りません。斜めに生えたり前後にデコボコして生えたりして歯並びが乱れると、歯と歯の間に隙間ができるのです。

また、歯の本数が通常より多いと、歯茎に埋まっている歯が邪魔になって永久歯への生え替わりがうまくいかないこともあります。歯茎に埋まった歯が邪魔してすきっ歯になることもあります。

指しゃぶりの癖がある

指しゃぶりの癖があるとすきっ歯になりやすいです。指しゃぶりは強い圧力をかけて指を吸う行為なので、前歯が前方に押し出されるのです。

いわゆる出っ歯になりやすく、歯並びが乱れることで歯と歯の間に隙間が生じてすきっ歯になる可能性があります。指しゃぶりが癖になっていると日常的に前歯に圧力がかかるため、すきっ歯になるリスクが高まるでしょう。

口呼吸の習慣がある

口呼吸の習慣がある場合も、すきっ歯になる可能性があります。

口呼吸をすると舌の位置が本来の位置より下がったり、頬周りの筋力が低下したりします。上の歯が圧迫されて、上の歯の歯並びが乱れて出っ歯やすきっ歯の原因になります。

上唇小帯の位置や大きさが悪い

上唇小帯とは、上唇の内側の中央にある筋です。上の前歯の根本あたりから歯茎につながっています。上唇小帯が大きすぎたり、前歯の間に食い込んでいたりすると、すきっ歯の原因になるでしょう。

子どものすきっ歯を放置するリスクとは?

子どものすきっ歯を放置するリスクイメージ

子供のすきっ歯を放置すると、どのようなリスクがあるでしょうか。主なリスクとしては、以下の3つが挙げられます。

・正しい発音ができない
・虫歯のリスクが高まる
・見た目がコンプレックスになる

それぞれ解説していきます。

正しい発音ができない

すきっ歯の子どもは、正しく発音するのが難しい場合があります。発音した時に歯の隙間から空気が漏れ出て、思ったように発音できない可能性があるのです。

とくにサ行やタ行の発音が難しくなることが多いです。滑舌が悪いように聞こえるかもしれません。

虫歯のリスクが高まる

すきっ歯だと虫歯のリスクが高まります。歯と歯の隙間に食べカスが溜まりやすいためです。すきっ歯の状態で虫歯を予防するには、より丁寧な歯磨きが重要になるでしょう。

しかし、子供が自分で完璧に歯磨きをするのは非常に難しいです。年齢によっては、保護者の方の仕上げ磨きが必要になります。

可能であれば、デンタルフロスなどのケアグッズを使用して、丁寧に歯磨きをしましょう。

見た目がコンプレックスになる

すき間が目立つ歯並びの見た目を気にして、コンプレックスに感じる子もいます。とくに思春期の子供は色々なことに敏感で刺激を受けやすく、人の目を気にしやすい時期です。保護者や学校の友達から言われた一言が引っかかって、過剰に気にする子もいます。

自己肯定感や自尊心の低下につながる恐れもあります。お子様がすきっ歯を気にしている様子が見られたら、話を聞いてあげてください。

子どものすきっ歯は治療したほうがいい?

子どものすきっ歯は治療したほうがいいか疑問のイメージ

冒頭でも少しお話ししましたが、子供のすきっ歯は必ずしも治療しなければいけないわけではありません。年齢や成長に合わせて適切に対応することが重要です。

すきっ歯だったとしとても、特に治療はせず様子を見て大丈夫な場合もあります。例えば、乳歯の場合は、ある程度の隙間があることも重要です。

歯と歯の間に隙間が空いていなければ、永久歯に生え変わった時に歯が並ぶスペースが足りなくなります。永久歯は乳歯より大きいので、乳歯の段階ではすき間が必要なのです。

スペースが足りないと、歯と歯の間から無理やり押し上げるように永久歯が生えてくることになるでしょう。永久歯が生えそろったときに、前後にデコボコした歯並びになったり、誤った方向に生えたりするのです。

このような乱れた歯並びにならないためには、ある程度の隙間が必要です。乳歯のすきっ歯は、歯科医院で定期的に経過を観察しながら様子をみていいと言えます。

しかし、すでに永久歯が生えそろっている年齢のお子様がすきっ歯の場合は、矯正治療を受けたほうがいいかもしれません。また、上唇小帯の位置や大きさが原因ですきっ歯になっている場合は、手術が必要になるかもしれません。

どのような治療を行うのかは、すきっ歯を引き起こしている原因に合わせて考える必要があります。歯科医師とよく相談して、成長段階に応じて対処しましょう。

まとめ

かわいい子供

本記事では、子どもがすきっ歯になる原因や、すきっ歯を放置した場合のリスクなどを解説してきました。

子供のすきっ歯は、舌で歯を押したり指しゃぶりをしたりといった癖が原因になっていることがあります。歯の本数やサイズなど、生まれ持った体の構造が原因になっている場合もあるでしょう。

本記事で紹介したような癖が原因と考えられる場合は、無理のない範囲でやめられるように促すと良いでしょう。体の構造が原因になっていると考えられる場合は、手術など外科的な処置が必要になるかもしれません。

また、すでに永久歯が生えそろっている年齢のお子様であれば、矯正治療が適応になる可能性があります。すきっ歯になっている原因やお子様の年齢に合わせて、適切な治療ができるように歯科医師としっかり相談していきましょう。

子どものすきっ歯の治療を検討されている方は、札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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