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歯科矯正におすすめ!マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いとは

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こんにちは。札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」です。

マウスピースとワイヤーを手に持っている

新型コロナウイルスの流行が落ち着き、マスク生活も終わりをむかえています。これを契機に、歯並びを治そうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。矯正方法は、大きく分けて、マウスピース矯正とワイヤー矯正があります。

本記事では、2つの矯正方法の違いや特徴をまとめます。

マウスピース矯正とは

マウスピースをはめようとしている

マウスピース矯正とは、どのような方法なのでしょうか。マウスピース矯正の特徴やメリット・デメリット、注意点は、以下のとおりです。

特徴

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用した矯正治療です。使用するマウスピースは、歯並びと少しずれた設計となっており、このずれにより歯を動かすための力が生じます。

治療中は、同じマウスピースを2週間ほど装着し、新しいマウスピースに交換します。

メリット

マウスピース矯正の主なメリットは、以下のとおりです。

取り外しができる

矯正で使用するマウスピースは、自由に取り外しができます。そのため、食事や歯磨きはいつもどおり行うことができます。

見た目がよい

透明なマウスピースを使用するので、矯正中の見た目を気にする必要がほとんどありません。また、人前で話すときなど、人目が気になる場合はマウスピースを外すことも可能です。

痛みが少ない

後述するワイヤー矯正と比較し、マウスピース矯正は歯に加わる力が少なく、矯正中の歯の痛みが少ない傾向にあります。

デメリット

マウスピース矯正の主なデメリットは、以下のとおりです。

自己管理の必要がある

マウスピースを装着した状態で食事をすると、マウスピースが破損する可能性があるため、食事の際はマウスピースを外す必要があります。

また、食後にマウスピースを装着する前に歯磨きする必要があります。歯が汚れている状態で装着すると、虫歯や歯周病などのリスクが高くなるためです。

マウスピース矯正は、自己管理が重要な矯正方法といえるでしょう。

適応できる症例が少ない

マウスピース矯正では、歯を大きく動かすことができません。そのため、治療できる歯並びが限定されます。

装着時間が長い

マウスピース矯正では、マウスピースを1日20〜22時間ほど装着する必要があります。基本的に、食事や歯磨きのとき以外はマウスピースを装着しなければいけません。

注意点

マウスピース矯正の主な注意点は、以下のとおりです。

装着期間や時間を守る必要がある

マウスピース矯正では、同じマウスピースを約2週間、1日に20~22時間装着する必要があります。

1日の装着時間が短くなるとスケジュールどおりに歯が動かず、治療期間が長引く可能性やマウスピースが装着できなくなる可能性があります。

マウスピースの管理をする必要がある

マウスピース矯正では、事前に複数のマウスピースが渡されます。そのため、渡されたマウスピースを紛失しないよう、しっかり管理する必要があります。

また、マウスピースを清潔に保つために毎日洗浄しなければいけません。

噛み合わせが悪くなる

マウスピース矯正では、歯列全体をマウスピースが覆います。その結果、奥歯が押さえつけられるような力が働き、奥歯の噛み合わせが悪くなることがあります。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正をしている口内の様子

次に、ワイヤー矯正について解説します。ワイヤー矯正の特徴やメリット・デメリット、注意点は、以下のとおりです。

特徴

ワイヤー矯正では、歯にブラケットとよばれる矯正装置を装着し、ブラケットにワイヤーを通して歯を動かします。

マウスピース矯正に比べて歯に加わる力をコントロールしやすく、さまざまな歯並びを治療できる特徴があります。

メリット

ワイヤー矯正の主なメリットは、以下のとおりです。

適応範囲が広く、実績が多い

ワイヤー矯正では、歯にかかる力が大きく、歯を大きく動かさなければならないような難しい症例にも適応できます。また、マウスピース矯正より過去の症例数が豊富で、実績が多いのもメリットです。

治療時間が短い

マウスピース矯正と比較し、短期間で歯を大きく動かすことができるので、治療期間が短くなります。

デメリット

ワイヤー矯正の主なデメリットは、以下のとおりです。

矯正装置が目立つ

ワイヤー矯正では、矯正装置を歯の表面に装着するため、お口をあけると目立ちます。また、矯正中は矯正装置を取り外すことはできません。

清掃が難しい

ワイヤー矯正では、矯正装置を歯に直接装着するので、食べ物が詰まりやすくなります。さらに、矯正装置の間などに磨き残しが生じやすく、虫歯になるリスクが上昇します。

痛みがある

ワイヤー矯正では、定期的にワイヤーを調節します。調整するときに歯に大きな力が加わり、痛みが生じることがあります。

注意点

ワイヤー矯正の主な注意点は、以下のとおりです。

食事に制限がある

ワイヤー矯正中に硬いものを食べると、矯正装置が外れることがあります。矯正装置が外れると、お口の中の粘膜などが傷つき、口内炎の原因となるでしょう。

また、ガムやキャラメルなど粘着性のあるものを食べると、矯正装置に付着し、取れなくなることがあります。矯正治療中はこれらの物を食べるのはひかえましょう。

歯根吸収のリスクがある

ワイヤー矯正中は、歯に大きな力が加わります。その影響で、歯の根っこが溶ける「歯根吸収(しこんきゅうしゅう)」が起こることがあります。

歯根吸収は、ワイヤーの調節を定期的に行わず、余計な力が歯に加わることや歯科医師の技術的な問題で起こります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

プラスとマイナスで比較する積み木

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは、以下のとおりです。

<マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い>

マウスピース矯正 ワイヤー矯正
矯正具材料 透明なプラスチックのマウスピース 金属製のブラケットとワイヤー
外見 目立ちにくく、自然な外見である ブラケットやワイヤーが目立つ
痛み 痛みや不快感が少ない 初期の装着時、ワイヤー調節時に痛みがある
取り外し 取り外しが可能である 取り外しが不可能である
清潔 清潔に保ちやすい 歯ブラシやフロスでの清掃が必要となる
対象 軽度な歯並びの問題に適している 軽度から重度の歯並びの問題に適している
費用の相場 約30~100万円 約30~90万円
治療期間 比較的長い 比較的短い

どちらの矯正方法がいいの?

両手で疑問の様子をしめしている

ここまで、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについて解説しました。次に、どのような方がマウスピース矯正やワイヤー矯正に向いているのか解説します。

マウスピース矯正に向いている方

マウスピース矯正に向いている方は、以下のとおりです。

金属アレルギーがある方

マウスピース矯正は、金属を使用せずに矯正治療を行うことができます。金属アレルギーで、ワイヤー矯正ができない方でも適応できます。

食事や歯磨きをいつもどおり行いたい方

マウスピース矯正は、マウスピースを自由に取り外しできるので、いつもどおり食事や歯磨きができます。

矯正中の見た目が気になる方

マウスピース矯正は、治療中の見た目を気にせず矯正治療を行うことができます。矯正中の見た目が気になる方はマウスピース矯正が向いています。

ワイヤー矯正に向いている方

ワイヤー矯正に向いている方は、以下のとおりです。

自己管理が苦手な方

ワイヤー矯正は、歯を動かす矯正装置をご自身で取り外すことはできません。そのため、マウスピース矯正のように自己管理の必要がなく、矯正治療を進めることができます。

実績のある治療を受けたい方

ワイヤー矯正は、マウスピース矯正に比べて歴史が深く、症例数が豊富です。実績が高い矯正治療を受けたい方は、ワイヤー矯正が向いています。

治療期間を短縮したい方

ワイヤー矯正は、歯を大きく動かすことができます。個人差はありますが、マウスピース矯正と比べて、ワイヤー矯正は治療期間が短くなる傾向にあります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用することも!

歯科医師が患者に説明している

矯正方法には、最初の数か月はワイヤー矯正を行い、その後マウスピース矯正を行う方法もあります。この方法の特徴として、マウスピース矯正だけでは治療できない歯並びも治療できます。

気になる方は歯科医師に相談しましょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

今回は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについて解説しました。

どちらの矯正方法にもメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴をふまえ、どの矯正方法がご自身に向いているのかご検討ください。また、歯並びの状態によって矯正方法が限定されることがあります。矯正治療をご検討されている方は、一度歯科医院に相談してみましょう。

マウスピース矯正やワイヤー矯正を検討されている方は、札幌市北区の歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科「太平歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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